RaaSは「Robotics as a Service」の略称で、ロボットをサービスとして提供するビジネスモデルのことです。物流業界だけでなく、空港や農業、産業など幅広い業界で導入が進んでいます。
これまでロボットは自社で購入して所有することが一般的で、その際の導入費用は数千万円~数億円もかかるため、大きな先行投資として考えられていました。
一方でRaaSではロボットを所有するのではなく、サービスとして利用します。ロボット本体だけでなく、制御システムや保守・メンテなど一連のサービスも含まれています。
ロボット導入の初期費用を抑え、毎月定額料金での支払いとなるのに加えてサポートまでがサービスに含まれているため、費用面や運用面でのハードルが下がり、今までロボット導入に踏み出せなかった事業者でも利用しやすくなっています。
RaaSを利用するメリットは大きく分けて次の7つです。
ロボットを購入するとなると初期費用が数千万円〜億単位と膨大になりがちですが、RaaSによってロボットを導入することで導入コストを大幅に抑えることが可能です。
これにより導入ハードルが下がり社内稟議も通しやすくなることで自動化の一歩を踏み出しやすくなります。
RaaSでは、倉庫ロボットや初期導入設計、セットアップだけでなく、トレーニングや保守・メンテナンスもサービスに含まれています。
そのため、社内で自動化を経験したことが無くても、機械に特別詳しい担当者がいなくても安心して運用を続けることができます。
RaaSは期間を決めての導入も可能です。荷主との契約期間や倉庫賃貸期間が決まっている場合や、事業成長の先行きが読めない場合に最適な契約を結ぶことが可能です。
加えて、当社プラスオートメーションのロボットは100V電源で稼働し、アンカーを打たない倉庫をロボットを多数取り揃えており導入時の大規模工事や撤退時の原状復帰のコストを抑えられます。詳しくは本記事の「3-5 取り扱いロボットは順次拡大中」をご覧ください。
サブスクなので「合わなければ縮退・解約」ができるのもRaaSの特徴です。
まずは現場でPoC導入を行い、効果検証を行ってから本導入に移ることができることで、経営陣・現場の双方が納得しやすい導入プロセスを叶えます。
RaaSでは、閑散期や繁忙期に合わせてロボットの導入台数を増減できます。
例えば毎年繁忙期のシーズンが決まっているのであれば、そのタイミングに合わせてロボットの導入台数を増やし、事前に最適化が可能です。逆に閑散期であれば、台数を減らしておくことで無駄な費用が発生しません。
自社でロボットを所有するとなると、作業が追いつかなくなれば新たにロボットを追加購入する必要があります。最適化を考えてロボットの導入台数を増減できるのは、RaaSだからこそできる取り組みです。
弊社プラスオートメーションでは購入とRaaSのハイブリッド運用も可能となっています。
RaaSで提供するロボットやシステムはアップデートがされていきます。
物流ロボット・システムの進化スピードは凄まじく、買い切り現在あるものを何十年も使用ないといけない状態は陳腐化リスクを抱え業界内での競争力を失う一因となり得ます。
RaaSで導入することは、今後の業界の進化の波に乗れるチケットを持つことであるとも言え「陳腐化しない投資」につながります。
RaaSは月額コストとして計上できるため、予算管理がしやすいのも大きなメリットです。
また、所有しないため固定資産税・減価償却の考慮が不要となっています。そのためCFO、経理、企画側からの支持が得られやすい仕組みになっています。
RaaSを提供する企業によってサービスの形態が異なります。
こちらでは、当社プラスオートメーションが提供するRaaSの特徴を紹介しますので、RaaSを検討する際にお役立てください。
プラスオートメーションでは、標準的な仕様であれば初期費用ゼロでロボットを提供しています。月額定額制のサブスクリプション型でロボティクスサービスを提供するシンプルな料金体系となっており、目的に合わせて予算を考慮した導入が可能です。
プラスオートメーションのRaaSは、ロボット導入の支援からシステムのインテグレーション、維持管理まで、すべてワンストップで提供します。契約・導入いただくまでの支援は無償で行いますのでご安心ください。
導入後も物流事業者様に寄り添い、導入効果を出すまで並走いたします。RaaSはロボットを提供することが目的ではなく、物流事業者様の生産効率を高めることが目的です。気になる点などがございましたら、お気軽にご相談ください。
プラスオートメーションでは、自社開発による庫内実行システム「+Hub」を活用してロボットとの連携を行っています。「+Hub」には以下の6つの機能が備わっているのが特徴です。
「+Hub」で一元管理することにより、簡単操作でデータの取り込みなどを行えます。直感的でわかりやすいUIデザインで、導入初日から操作が可能です。
万が一ロボットにトラブルが起きた場合でも、24時間電話受付にて対応いたします。土日祝日や夜間のトラブル時もご安心ください。(※但し、サービス時間(平日9時〜17時)外のお問合わせは翌営業日に折り返しのご連絡となります。)
ほかにも、定期点検やソフトウェアおよびシステムライセンスのアップデートといったメンテナンス体制も整えています。
プラスオートメーションがRaaSで提供するロボットの種類は、仕分けロボットを初めとし、搬送ロボットなど順次拡大中 です。
こちらでは、RaaSで取り扱っているロボットを種類紹介します。
t-Sortは、少人数・短期間・大量の仕分け作業を実現するロボットソーターです。小型で設置場所を選ばず、最大30kgまでの商品を運搬できるのが特徴です。
t-Sort 3Dは、わずか3坪のスペースで、80間口以上の設置が可能となります。また、t-Sortと連携することで最大2,000間口の対応も可能になります。
LANXIN搬送ロボシリーズは、パレット搬送AMRやジャッキアップ型高速搬送AMR、搬送AMRからなっており全機種にSLAM技術を搭載しています。そのため、自由な搬送ルート設定が可能かつ高度なセンシング技術による安全性を兼ね備えています。
また1つのシステムで複数ルート・異なる機種を群制御可能であるため、端末やソフトウェアライセンスを最小限に留めた運用・導入が可能です。
RaaSによる当社のロボット導入事例を2つ紹介します。
物流ロボットの活用事例を確認したい方は、YouTube動画の「+Automation Channel」をご確認ください。
物流や不動産事業を手掛けている澁澤倉庫株式会社様に、RaaSによるAGVソーター「t-Sort」の導入に加え、倉庫スペースのレイアウト設計、架台の設計・製作・納品などを担当させていただきました。
t-Sortを導入した松戸営業所はアパレルやアウトドア用品、化粧品などのさまざまな商品を取り扱っており、EC対応も進んでいる拠点です。アパレル特有のシーズン入替時返品等の一時的な大量仕分け作業がボトルネックとなっていたそうです。
今回ハイスピード稼働のt-Sortを導入することで、短時間で大量返品商品等を捌ききるという圧倒的な効果を実感していただけました。立ち上げ前に綿密な打ち合わせとテストを繰り返し、現地での立ち上げはわずか3日間で完了しております。
生産財と消費財を扱う専門商社株式会社山善様に、RaaSによるAGVソーター「t-Sort」をロジス関東に24台導入いたしました。ロジス関東では、日用品の店舗別仕分け作業、返品仕分け作業の自動化を実現しております。
24台のt-Sortに対してシュート設置数を50シュート分用意することで、1時間あたり約1,900投入の仕分けを可能としました。
また、走行中に商品が滑って落下しないように補助材を加え、ハンモックシュートを仕分け先に採用することで、取り扱いに注意が必要な日用品の仕分け自動化を実現しています。
t-Sortを導入することで、作業員を12名から5名に削減し、生産性を3倍にするという素晴らしい結果につながっています。
RaaSによってロボットサービスを利用することで、ロボットの導入コストを大きく抑えられます。繁忙期や閑散期に合わせて導入台数を増減できるので、無駄な費用を発生させず、生産性の向上が可能です。
RaaSはロボットを提供することを目的としているのではなく、物流事業者様の生産効率を高めることを目的としています。当社プラスオートメーションでは、導入後も期待する効果を得られるまで並走いたしますのでご安心ください。
・ロボットを導入すべきか判断できない
・どこを改善すべきか分からない
・自動化についてもっと知りたい
・初期費用を抑えたい
といったお悩みにも対応いたします。少しでもご不明な点や心配ごとがありましたら、お気軽に下記のご相談フォームよりお問い合わせください。