物流自動化に関する最先端情報が集う「物流展示会」。主要イベントを5つご紹介

効率化や省人化を目的とし、これまで人の手で行っていた作業を自動化するべく、様々な最新機器の導入が進んでいる物流業・倉庫業の現場。AI、IoT等新しい概念とともに、次々と新しい機器が登場しています。

効率化や省人化を目的とし、これまで人の手で行っていた作業を自動化するべく、様々な最新機器の導入が進んでいる物流業・倉庫業の現場。

AI、IoT等新しい概念とともに、次々と新しい機器が登場しています。

インドの調査会社「The Insight Partners」の予想では、2018年に43億5620万米ドルだった世界の物流ロボット市場は、2027年までに202億9340万ドルまで拡大するとされています。

こうした流れのなか、物流自動化の機器の選定や比較に苦慮されている担当者の方も多いのではないでしょうか?

最新の物流機器、とりわけ近年注目を集めている物流ロボットに関しては展示会での情報収集が有用です。

そこで本記事では、物流業・倉庫業関係者が押さえておきたい、最先端の情報をキャッチできる展示会を、国内外合わせて5つご紹介します。

 

1.国内外の主な展示会を5つピックアップ

本記事でピックアップする展示会は、以下の5つです。

1-1.国際物流総合展

「国際物流総合展」は、

 

一般社団法人 日本産業機械工業会/一般社団法人 日本産業車両協会/一般社団法人 日本パレット協会/一般社団法人 日本運搬車両機器協会/一般社団法人 日本物流システム機器協会/公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会/一般社団法人 日本能率協会

の7団体が主催しており、国内最大級の物流関連の総合展示会です。

 

1-2.ロボデックス

「ロボデックス」は、リード エグジビション ジャパン株式会社が主催しています。物流関連に限らず、ロボットの開発・活用の為の展示会で、スマート工場EXPOなど関連する展示会が多数併催されるのも特徴です。

 

1-3.CeMAT ASIA(中国)

「CeMAT ASIA」は、中国・上海のHannover Milano Fairs Shanghai Ltd.が主催する、アジア最大級のイントラロジスティクスの展示会です。

1年に1回のペースで開催されています。

 

1-4.PROMAT DX(アメリカ)

「PROMAT DX」は、米国マテリアルハンドリング工業会(MHI)が主催しています。

米国および140カ国以上からの製造業とサプライチェーンのプロに、業務のレジリエンスと敏捷性を向上させるため今まさに必要とされている最新ソリューションへのアクセスを提供し、パワーアップするためにデザインされた新しいデジタル展示会です。

 

1-5.LogiMAT(ヨーロッパ)

「LogiMAT」はEUROEXPOが主催しており、ドイツ・シュトゥットガルト、中国・上海、タイ・バンコクで開催されています。ドイツ・シュトゥットガルトでの「LogiMAT Stuttgart」は、ヨーロッパ最大のイントラロジスティクス展示会です。

 

2.国際物流総合展(日本)

1994年以降、2年に一度開催されている「国際物流総合展」。最新の物流ロボットやシステム、サービスなどが集結し、物流・ロジスティクスの最新情報を収集できるアジア最大級の展示会です。交易振興や情報の提供、技術の向上、人的交流を目的として開催されています。

次回は、2021年3月9日(火)から3月12日(金)までの4日間、愛知県にある「Aichi Sky Expo」で開催される予定です。

また、「国際物流総合展」のスピンオフ企画として、東京都にある「東京ビッグサイト」にて、2021年10月13日(水)から10月15日(金)までの3日間で「国際物流総合展 INNOVATION EXPO」が開催されます。

 

3.ロボデックス(日本)

搬送などの産業用ロボットから、ロボットの開発技術、IT・AIの技術まで、幅広い分野のロボット技術が集う展示会「ロボデックス」。ロボットを開発するメーカーや、ロボットの活用を検討している企業などが世界中から来場し、商談や情報交換が繰り広げられています。

次回は、2021年10月27日(水)から10月29日(金)までの3日間、愛知県にある「ポートメッセなごや」で開催される予定です。また、東京都にある「東京ビッグサイト」で2022年1月19日(水)から1月21日(金)までの3日間、「ポートメッセなごや」で2022年10月26日(水)から10月28日(金)までの3日間、開催されることが決まっています。

 

4.CeMAT ASIA(中国)

工場や倉庫、マテリアルハンドリングなど、イントラロジスティクスをテーマにしたアジア最大級の展示会「CeMAT ASIA」。2019年のEC市場規模が前年比27.3%増加する(※)など、世界トップのEC市場規模成長率である中国で開催されます。

(※経済産業省「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事(電子商取引に関する市場調査)」より)

次回は、2021年10月26日(火)〜29日(金)までの4日間、中国・上海にある「上海新国際博覧センター」で開催される予定です。

 

5.PROMAT DX(アメリカ)

物流業や製造業関係者が、アメリカをはじめとして、140カ国以上から来場するデジタルの展示会「PROMAT DX」。マテリアルハンドリング用ロボットや在庫管理技術、サプライチェーン管理システムなど、最新のトレンドや技術が集結しています。

次回は、2021年4月12日(月)から4月16日(金)までの5日間、アメリカ・シカゴにある「マコーミック・プレイス」で開催される予定です。

 

6.LogiMAT(ヨーロッパ)

調達から生産、配送に至るまで、ロジスティクスプロセスに関する最新のロボットやシステムなどが集結する国際見本市「LogiMAT」。展示会では、バーチャルリアリティや3D印刷、センサーなど、最先端の技術を間近で体感できます。

次回は、2022年3月8日(火)から3月10日(木)までの3日間、ドイツ・シュトゥットガルトにある「シュトゥットガルト見本市センター」で開催される予定です。

 

7.まとめ

物流ロボットの技術は、日々進化し続けています。物流業や倉庫業の現場に取り入れて、効率化や省人化を叶えるために、展示会へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

物流ロボティクスソリューションを初期導入費用ゼロのサブスクリプション型で提供するプラスオートメーション株式会社は、次回の国際物流総合展(2021年3月9日~)へ出展予定です。最新ロボット情報、仕分けロボットのデモ体験など、是非現地まで足を運んでいただければ幸いです。